組織を動かすことが、管理者固有の仕事であることは当然ですが、その際、しっかりと覚えておかなければならないことがあります。それは、組織の運営原則といわれるものです。
当然、管理者研修には、どこかで含まれなければならない一般常識というものでもあります。
少なくとも管理者研修でおさえておきたいのは以下の3点です。
(1)「指令系統統一」の原則
これは、部下が直接指令を受ける上司は一人であるという原則です。もちろん、指示だけではなく、報告なども含まれます。案外軽視されがちですが、何かあったときに、部下が困ったことになります。情報が、組織の原則に従って流れるために必要なことでもあります。課長が知らない仕事を部長から指示されたりすると、どんなことになるか、難しいことではありません。
(2)「統制範囲限界」の原則
管理者が、直接管理できる部下の数は適正でなければならないということです。通常、スパン・オブ・コントロールという言い方で知られています。
管理者が直接管理できる人数には、限界があり、それを超えると適正な管理が難しくなるというものです。
一般には、その数は5〜7人程度といわれています。
(3)「同質的な職務割当」の原則
ある特定の部下に対して割り当てる職務は、同じような性格のものにすべきだという考え方です。経理もやるは、営業もやらせるは、現場作業もやらせるはといった支離滅裂な仕事の与え方では、自分の仕事が何かという認識も育たず、組織の中における役割意識も育成されないものになり、モラールのアップも図れないというものです。
管理者への登用にあたっては、管理者研修等でしっかり理解させておきたいものです。
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